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スサノオ

006今年の春から旧日光街道マラニックということで東京から日光にむけて何回かに分けて走っています。Jognoteのラン友と一緒に松尾芭蕉の奥の細道を辿るマラニックに同行させていただきながら、旧日光街道沿いの史跡を訪ね歩いて(走って^^)いるわけですが、その第一回目、スタート地点として集まったのが千住のスサノオ神社でした。

ご祭神であるスサノオ、つい最近まで教科書的(常識的)な知識しかありませんでした。教科書(古事記)で紹介されているスサノオは、だいたい次のような感じです。

・・・イザナキの命が黄泉の国のけがれを日向の阿波岐の原で清めるとき、左の眼を洗うと、天照大神が生まれ、鼻を洗うとスサノオが生まれた。天照大神は太陽の女神で皇室の先祖であり、高天原を治める。ところが嵐の神スサノオの命は、山が枯れ、海が乾くほど泣きわめいてばかり。亡き母のいる根の堅州国に行きたいと言って、イザナキの命に追放されてしまう。・・・

この後、ふたたび姉の天照をたずねてきたスサノオは、暴れるわ、神殿に糞をぶちまけるわ。困り果てた天照は岩屋に籠っちゃった・・・・というふうに続きスサノオは高天原を追放されてしまいます。ところが出雲に行ってからは大活躍!ヤマタノオロチを退治して一躍英雄になるという物語がつづきます。

出雲での活躍がなかったら粗野で野蛮な暴れ者といった印象しか持てないのがスサノオなんです。

ですから、スサノオ神社の縁起を読みましても、好意を持てないというか、ピンと来ないというか、なんだろな~くらいの気持ちにしかなれないわけです。暴れ者のスサノオが天王様? ふう~ん・・・・?007

ところが、この古事記や日本書紀(記紀)といった歴史書は、ある明確な意図をもって書かれており、記紀を編纂した側(当時の権力者)の意図があるようです。自らの正当性を確立するための敵対する相手の真実の隠蔽。律令国家の体裁を整えるための見栄をはるための誇張。そこらへんの事情を考慮して(眉に唾をつけて)読まないといけない・・・ということですね。^^ 

記紀が編纂されたときの時の実力者である藤原不比等がかなりの影響力をもって歴史の改竄を行った疑いがある? ということらしいです。

だからと言って記紀にかわる文献資料が他に残っているかというと、あれだけの情報量をもった現存資料は無いわけで、記紀を読む人によってそれぞれの解釈が成り立ち諸氏百説が成立する訳で、気がつくと古代史の迷宮へ・・・・・

ところが、この記紀によらない探求、古事記や日本書紀以前の現存する文献からのアプローチ、具体的には神社の記録からのアプローチといったものを提唱された方がおられたということを最近知りました。

■記紀以前の資料による「古代日本正史」(原田常治) 昭和51年初版

Kodainihon 偶然にも地元の図書館で見つけて読んでみたんですが、これが面白い! 

いままでのモヤモヤが雲散霧消するような快感を覚えました。(ただ、原田常治氏をネット検索してヒットするサイトの書き込みを読んでみると、あまり良く書かれていないサイトが目についたりもしますが・・・法螺吹きおじさんとか? 賛否両論というような本(人)のようです。 )

実際に読んだ感じとしては、ちょっとその面白さは他に類を見ない!というのが私の印象でした。そしてこの本を読んで180度印象が変わったのが スサノオ でした。(スサノオ以外にも驚きと発見の連続でしたが^^)

スサノオについては(原田さんの古代正史寄りの立場でかかれた)次のサイトが参考になります。

建国の始祖王 須佐之男命

http://www.syamashita.net/history/susano/

また、おなじ人がかかれた日本書紀を捏造した疑惑の大岡裁き^^ めちゃ面白いです。

http://www.syamashita.net/history/kodaishi/saiban/index.html

古代日本正史を読んで新たに知らされた驚きの事実が(断定していいかどうか微妙ですが^^) ニギハヤヒ ♪ また別の機会に^^

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