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なぜ人間になれたのか(NHKスペシャル)

Ninngenn

NHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか」が面白いです。回を重ねるごとに面白くなっていきます。

第三集「大地に種を撒いたとき」 農耕の始まりの意味、狩猟生活から農耕生活に変わることによる変化。集団が形成され、集団間の争いが発生し、それを防ぐための会食(お祭り? 儀式? 宗教行事?)が行われていた・・・

農耕儀礼、お祭り、祭礼の意味について、狩猟社会から農耕社会へ転換していく過程において、「共同体間の農耕地をめぐる紛争回避を目的とした親睦会的な会食」と説明していたのが興味深かったです。そしてその会食の目玉がビール(麦酒)だったようです。

第四集「そしてお金が生まれた」 農耕社会が成熟していき、市場での物々交換の効率を飛躍的に高めるもの「おかね」の発生について解説されました。現在の中東に位置する古代遺跡に当時の「お金」の遺跡がある・・・として紹介された物は土器製の器、穀類(小麦)を計量するための計量カップでした。

ある時代において穀類(麦)が経済の基本単位、物の価値を決める尺度(おかね)として捉えられていたということです。

~ 麦や羊などの原始貨幣を使って給料を支払うという分業システムが専門の職人を生みだし、技術革新を後押しするようになった。その革新によって生産が増え、都市はさらに繁栄していく。しかし、分業システムは必然的に格差を生み出す。長く平等至上主義を守ってきた人間社会は繁栄と引き替えに格差を受け入れたのだ。 ~

最初の「おかね」は「農作物、穀類」だった!

日本でいうならば「米」ですね。米を物々交換の基本単位(お金)として定めたことで物々交換(市場)の作業効率が飛躍的に向上し、経済が活発になる原動力になった、ということ。

日本において稲作(農業改革)が飛躍的に進歩した時期、ヤマト朝廷が日本各地に勢力の伸ばしていく時期(弥生後期~古墳時代)を考えるときに、

お米(御米)、お酒(御神酒) といった、

日本の神社の祭礼で用いられるこれらのお(御)から始まる食材については、古代の日本の国が形成されていく過程においてとても重要な役割を担ったものである?

「お米」は、ある種の社会変革の起爆剤だった? 

弥生時代から古墳時代にかけて、ヤマト朝廷が各地に勢力をのばしていくときに、水稲農作の技術指導をしながら農耕を推奨して米の生産量を増やし、屯倉とし て各地に「おかね」としての米などの保存性のよい食材を管理する仕組みをつくりながら、社会の分業化、専門職集団が形成された。氏姓制度、部民制度、国造制度として国の礎とした・・

国造制度、部民制度、氏姓制度  詳しいところ判っていませんが ^^;

これまで米の収穫量その地方の地勢を表わすことについて、なんの疑問も持たず聞き流していました。石高制としてつい最近まで(江戸時代まで)当たり前のように行われていていました。加賀百万石の「石(こく)」とは容量を表わす単位のことで、1000升が1石に相当します。石(こく)として計量される対象はもちろん「米」です。そして、古代から近代にいたるまで「お米」はある種の「おカネ」、原始貨幣だった。その流通?にともなって社会の分業、専門職能集団が生まれた! 

そういうことだったんですね?!

なんか、ちょっとだけ古代史の迷宮(妄想?、ヤマトの「武」)に繋がったなぁ~ ^^

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